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2020年6月7日更新
  • 医師監修

花粉症の症状と対策!セルフケアで2017年は花粉症を予防しよう!

毎年春先になると多くの方々が悩まされる花粉症。その人数は年々増加しており、もはや見過ごせない社会現象でもあります。症状を少しでも軽くするために、花粉症の原因をはじめ、主な症状と対応したセルフケアや今すぐ実践できる予防法についてご紹介します。

この記事の執筆者

美容皮膚科医えりこ 先生

今や推定3000万人がかかっているといわれ、もはや国民病でもある花粉症。症状の重さは人それぞれですが、生活や仕事に支障をきたし、多くの人が悩まされています。

特に女性にとっては、目のかゆみや涙目でアイメイクが落ちてしまったり、鼻をかむためティッシュを多く使いすぎて鼻周りのお肌が赤くなってしまったりと深刻ですよね。頭がぼーっとして仕事や勉強が捗らないのも困りもの。

今から自分ですぐにはじめられる簡単な予防法をご紹介します。いつでも病院に行けるわけではないですものね。来年に備えて事前の予防法を知っておくのも損はありません。「花粉症」に打ち勝つ知識を取り入れて実践してみませんか?

 

2017年、今年の花粉は多い?少ない?

花粉症の方にとって、どのくらいの数の花粉が飛ぶのかは症状を左右する大きな問題です。一般的に、花粉飛散数は、前年の夏の天候、気温や日照時間、降水量などに影響されます。猛暑で晴れの日ばかりの夏だと翌年の花粉が飛ぶ量は多くなりますし、冷夏で雨の多い場合にはその逆で花粉が少なくなります。

 

スギ・ヒノキの花粉飛散数は?

(3)2017年飛散数予測
<前シーズン比>
2017年は、九州・四国・近畿・東海地方で非常に多く、中国地方で多く飛散する見込みです。北陸地方はやや多いでしょう。関東甲信地方ではやや少なく、北海道では少ない見込みです。東北地方では非常に少ないでしょう。

出典:気象庁ホームページ

スギ・ヒノキの花粉飛散数ピークは?

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測


気象庁「2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測」をもとにCareLa作成

地域によって飛散数やピーク時期は異なるため、環境省による花粉観測システム『はなこさん』を上手に活用することをおすすめします。地域別の花粉データが1時間ごとに更新されています。

東京、大阪、名古屋のスギ花粉ピークは3月上旬から中旬とされていますので、まさに真っ只中ということになります。スギ花粉のピークが終わったらヒノキ花粉のピークがやってくるので、両方にアレルギーがある方は症状が長引いてしまいますね。

花粉症の原因を簡単に知りたい

花粉症の原因

簡潔に言いますと、花粉という異物を外に追い出したいという身体の正常な反応(Ⅰ型アレルギー反応)です。服に埃がついたら払おうとしますよね?目にゴミが入ったら取り除きたいと思いますよね?花粉症というアレルギー反応は、それとおなじようなものです。ただ、頭で考えて行動に移すのではなく、本来人間が持つ身体の働きが、異物を排除するという行為を自然と機能的にこなしているのです。

 

花粉症になりやすい人っているの?

誰しも突然花粉症になる可能性があるんですよ。発症のきっかけは個人差も大きく、様々な要因が複雑に絡み合っているため、一概には言えませんが、ご自分に置き換えてチェックしていきましょう。

  • 遺伝的要因

いわゆるアレルギー体質のことです。花粉症自体が遺伝するわけではなく、ご両親ともにアレルギーがある場合、その体質が子供に引き継がれる確率は約90%であり、アレルギー体質の方の70〜80%が花粉症にかかるといわれています。

  • 環境的要因

木材の輸入により国内のスギの本数が増えたことも要因のひとつです。自然に囲まれ花粉が飛んでいる環境で育った方が花粉症になりやすいかというとそうではありません。むしろ子供の頃から交通量が多くアスファルト舗装された都市部、マンションなど気密性の高い住居で育った方の方が花粉症の発症率が高いとされています。

  • 生活習慣

食生活の欧米化により、ジャンクフードや肉類などのタンパク質を口にする機会が多くなりました。これらの食品はアレルギーの原因になるとされています。また、ストレスや睡眠不足、過労、不規則な生活は自律神経の乱れを引き起こし、免疫力の低下につながります。アレルギーは免疫機能が弱っているため起こる症状です。

 

花粉症の症状は人それぞれ

花粉症の症状

花粉症の四大症状は“くしゃみ”、“鼻水”、“鼻づまり”、“目のかゆみ”です。顔の中心部に集中していますね。花粉は空気中を飛んでいるので、露出した粘膜部分に付着しやすいので鼻と目に症状が出やすくなります。

鼻と目の症状以外にも、声のかすれや喉の違和感といった症状や呼吸困難感、耳が閉塞しているような感じ、顔や首など花粉が直接付着しやすい部位の赤みやかゆみ、頭痛、微熱、不眠、身体のだるさが現れることもあります。

口腔アレルギー症候群という、特定の食べ物に対する過剰なアレルギー反応が起こることもありますので、食事後15分くらいで口内や咽頭部のかゆみ・腫れ、じんましんや腹痛・吐き気といった消化器症状が出た場合には、疑ってください。風邪の症状とよく似ているため、間違えやすいので、くしゃみの回数や鼻水の状態で見極めるようにしましょう、花粉症がもとで発熱したり、花粉症と風邪と同時にかかってしまったりする場合もありますので、判断がつかないときには医師に相談した方が安心です。

 

花粉症の四大症状

それぞれの特徴的な面を挙げていきましょう。

  • くしゃみ

まるで発作のように何度も連続して起こります。回数が多いことが特徴で、風邪のときの3〜4回とは異なり、8回以上続くこともあります。何らかの対処をしない限り、花粉の季節中は数ヶ月にわたり継続します。

  • 鼻水(鼻汁)

水のように透明にちかく、サラサラしているのが特徴です。粘着性が低いため、自分で吸い上げることが難しく、意思とは無関係に垂れてきてしまうこともあります。風邪の場合は感染による鼻水なので、数日経つと黄色味がかったドロッとした鼻水に変化します。

  • 鼻づまり(鼻閉)

アレルギー反応によって鼻の粘膜が腫れてしまい、空気が鼻から入りにくくなることで起こります。その他の症状よりも遅れて出現しやすいのが特徴です。

  • 目のかゆみ

免疫反応によって身体から放出されたヒスタミンが神経を刺激するため、目がかゆくなります。

 

症状に応じたセルフケア

花粉症によくみられる鼻の症状と目の症状、それぞれについて効果が期待できるセルフケアをご紹介します。ただし、受診できる場合には、医師による診察を受け、症状に応じた薬を内服することをおすすめします。花粉症のつらい症状を根本から緩和することも大事ですよ。

 

鼻水・鼻づまり

まずは頻繁に鼻をかんだり、点鼻薬を使用して鼻の通りを良くするなどして、症状の緩和を目指しましょう。重症のため呼吸困難を覚えたり、日常生活に大きな支障をきたしたりする場合には、医師の診察を受け、適切な内服をしてください。たとえ症状が軽度であっても我慢する必要はありません。症状を抑え、快適に日常を送ることを優先してください。

  • 鼻を洗う

鼻の中にある花粉を取り除くためには効果的です。しかし水道水で洗うと鼻の粘膜を傷つけるリスクがありますので、生理食塩水を使用するようにしましょう。洗いすぎて粘膜を傷つけないようにしてください。

  • 加湿を心がける

花粉症の症状が現れている間は、炎症が起こっていますので、鼻粘膜機能が低下している可能性があります。薬を使わず炎症を和らげるには加湿などにより水分を補給することが重要です。

  • 鼻のかみすぎで肌が荒れてしまった場合

油性成分の多いワセリンなどで保護します。乳液やクリームを使用すると、荒れた肌の傷にしみ込んでしまうことがあります。鼻をかむ回数が多い方は、保湿ティッシュを使用することをおすすめします。

赤みなどが出て炎症が起きているときには、メイクもできるだけ控えましょう。どうしても気になる場合はなるべくベースメイクのみで薄めにカバーするなど肌への負担も最小限に抑えるように心がけましょう。

 

目のかゆみ

  • 目を洗う

目の中の花粉を取り除くためには効果的です。しかし、目の表面は涙で覆われて保護されています。水道水で洗うと涙の成分とは異なるため、目の細胞を傷つけ、必要な涙も洗い流してしまうことになります。市販の人工涙液を使用すると良いでしょう。

  • 目を酷使せず休める

花粉症の症状が出ている間は、目に炎症が起こっている状態です。必要以上の負担をかけないよう、パソコン作業を行うときには一定の休憩をとりましょう(1時間作業→15分休憩)。また、モニターと目の距離が近くなりすぎないように気を付けてください。室内の空気が乾燥したり汚れていたりする環境も目にとってはダメージとなり得ます。普段はコンタクトレンズを装着している方でも、花粉症のシーズンはメガネを着用することをおすすめします。睡眠も十分にとるように心がけましょう。

  • タオルなどで目を冷やす

かゆみがある時に、目をかいてしまうと炎症が悪化する可能性があります。かゆくて我慢できないときには、冷たいタオルを目の上に乗せて冷やしてみてください。かゆみが和らぐ効果が期待できます。

 

普段の生活で花粉から身を守るための注意点

花粉を寄せ付けないことが大前提です。花粉の飛来時期がきたら、症状の有無に関わらず、予防などセルフケアを始めるのはとても大切です。

 

外出時に気を付けること

  • 花粉飛散情報をチェックしましょう。晴れた日や強風の日は花粉が飛散しやすいため、外出を控えることをおすすめします。どうしても外出する場合、飛散の多い時間帯(お昼すぎ)は避けた方が良いでしょう。
  • マスクやメガネ、スカーフなどを着用し、花粉の体内への侵入を防ぎましょう。
  • ウールの洋服は花粉が付着しやすいため避けましょう。綿や化学繊維の洋服は花粉が付着しにくいです。

 

帰宅時に気を付けること

  • 家の中に入る前、できればドアの外で、衣類に付着した花粉を払い落としましょう。自分だけでなく、ペットを含め同居している方々にも協力していただく必要があります。
  • うがいや手洗い、洗顔をきっちりと行いましょう。可能であればシャンプーや入浴もできるとさらに良いです。

 

日常生活で心がけること

  • ストレスを溜めないようにしましょう(難しいですよね……)
  • 喫煙・飲酒は控えましょう。
  • 睡眠を充分にとり、体調を万全にしましょう。就寝前に枕まわりを濡れたタオルで拭き取っておくと、睡眠中の花粉吸入を防ぐ効果があります。
  • 花粉が侵入しないように、シーズン中は窓やドアは閉めておきましょう。開け閉めを行うときには速やかにして、回数も減らすようにしてください。
  • 室内の掃除を普段より多めにしましょう。空気清浄機の併用も効果的です。
  • 洗濯物は室内乾燥をおすすめします。どうしても外に干す場合は花粉飛散の多いお昼すぎや日没前後を避け、取り込むときには付着した花粉をよく払い落としましょう。
  • どうしてもつらいときは我慢せずに病院へ行きましょう。

 

直ぐにでも実践!セルフケアで症状の改善を

花粉症のセルフケア

花粉をまったく吸い込まずに生活するのはまず不可能ですが、できるだけ花粉が体内へ侵入しないようブロックするための対策が必要になります。適切なセルフケアを行い、花粉症の発症あるいは症状悪化の可能性を少しでも低くしましょう。

最近のアレルギー薬(抗ヒスタミン薬)は1日1回で効果が持続したり、水なしでも服用できたり、眠気などの副作用が抑えられていたり、とても使用しやすくなっています。医学的治療にセルフケアを取り入れることで、つらい花粉症の季節を乗り越えられるかもしれません。

花粉症は自然軽快が期待できないので、発症してしまったら上手に付き合っていく必要があります。花粉症があっても、症状が軽く、快適に日常生活が送れれば問題はありません。無理のない範囲で、ご自身の生活にセルフケアを取り入れてみませんか?

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この記事の執筆者プロフィール

美容皮膚科医えりこ 先生

専門分野:
麻酔科、美容内科、美容皮膚科
自己紹介:

えりこ 先生

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