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2021年1月6日更新
  • 専門家・アドバイザー監修

増えるニキビに大豆イソフラボン!豆乳の栄養素6つと簡単豆乳レシピ

肌にニキビが増えてくると気になるのが食べ物です。その中で、「豆乳ってニキビに効果あるの?」という声も多く、今回は「豆乳とニキビの関係」「豆乳の大豆イソフラボンを含む6つの栄養」「豆乳レシピ」などを、管理栄養士の視点でアドバイスいたします。

この記事の執筆者

管理栄養士山田 麻由

お肌のニキビに悩んだ経験、ありませんか?

「今日デートなのに…」「ニキビがあるから外出したくない…」「ニキビを気にするとよけいに増える…」

栄養相談に来られる方からこう言った声を、よく聞きます。

では、ニキビの原因ってなんでしょう?

それは、女性ホルモンのバランスが崩れることです。

その女性ホルモンの手助けをしてくれるのが、豆乳などに含まれる「大豆イソフラボン」です。

今回は、

  • ニキビができる原因
  • ニキビから肌を守る!!栄養素と効果・効能
  • ニキビ対策にもおすすめ!誰でもできる簡単な豆乳レシピ

の3つを中心に紹介します。

1.ニキビができる原因は?

ニキビができる

ニキビと向き合うために、原因を知っておいた方が対策ができそうですよね。

では、ニキビができる原因ってなんでしょうか?

原因は大きく3つあります。

1PMSなどのホルモンのバランス
2便秘
3ストレス

それぞれなぜ、ニキビの原因になるのかをみていきましょう。

 

① PMS(月経前症候群)などのホルモンのバランス 

よくニキビが生理前にできる…そんなことってありませんか?生理前は女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。
生理より2週間ほど前から男性ホルモンが盛んになり、皮脂が活発化。そして、ニキビが出現。

生理前といえば、PMSは外せません。PMSとは、月経前症候群のこと。

  • 生理前の約1週間ほど続く精神的・肉体的な症状
  • 精神的な症状として、イライラや憂鬱など
  • 身体的な症状として、頭痛や胸が張る、むくみ、便秘など

経験された方も多いのではないでしょうか?

症状は人それぞれ異なりますが、生理が終わった時と始まる前とでは体の状態は大きく違うかと思います。

そんなPMSにより、ホルモンのバランスなどが崩れると、毛穴から皮脂が出てきます。毛穴から皮脂が出てくると、いずれその出口である毛穴が皮脂でいっぱいになります。そうすると出口がふさがり、皮脂は行き場を失う…結果的にニキビが完成します。

 

②便秘

女性に多いのが便秘です。私が高校生の時、2週間以上もの便秘で悩んでいた友人がいました。彼女のお腹はぽっこり出ていて便が溜まっている感じを今でも覚えています。

便といえば、腸ですね。腸内でずっと便が滞っていると、便の毒素が血液と結合して体内を循環します。人の体は血液によって栄養素などが運ばれているので、これは良くない状態です。

便は体にとって必要のないものとして判断されたものなので、排便を心がける食事や行動をして行く必要があります。

 

③ストレス

日々の生活でストレスを感じることってありますよね。そのストレスがたまることによって、体から出てくるホルモンもあります。そのホルモンによって皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができる原因となります。

次は女性ホルモンの似た役割である豆乳に含まれる栄養素の効果と効能について説明していきます。

 

2.イソフラボンが豊富な豆乳でニキビから肌を守る!!栄養素と効果・効能

ニキビができる原因はわかったけど、どうやったらニキビを作らないことができるの?

ニキビで悩む女性

そこで登場するのが、豆乳です。

豆乳には「大豆イソフラボン」という女性ホルモンに似た性質を持っています。大豆イソフラボンだけでなく、豆乳にはニキビから肌を守る栄養素がたくさん含まれています。

  • たんぱく質
  • イソフラボン
  • カルシウム
  • ビタミンB2
  • ビタミンE
  • 鉄分

これらの体にも大事な栄養素が含まれています。

そして、これらの栄養素がニキビから肌を守ってくれます。

では、栄養素がそれぞれどんな働きをしてくれるのかをみていきましょう。

 

たんぱく質

ニキビは細菌によってできます。その細菌に打ち勝つために必要な抵抗力を持つのがタンパク質です。

 

イソフラボン

ホルモンのバランスが崩れ、男性ホルモンが刺激されてできるのがニキビ。女性ホルモンを増やすことが必要です。その役割を持つのが、イソフラボン。生理前などニキビができそうな日にイソフラボンは取り入れたい栄養素の一つです。

 

カルシウム

ニキビはPMSやストレスからできることがよくあります。ストレスといえば、カルシウム。カルシウムは神経のいらだちを抑える働きを持っています。

 

ビタミンB2

ニキビの元である皮脂をコントロールするのは、ビタミンB2。皮脂の分泌を抑えてくれる役割があるので皮脂と関連性があるニキビにとっては必要な栄養素。このビタミンは水に溶けて体の外へと出ていきやすいので、身体に溜めておくことが難しいです。定期的に食事から摂る必要があります。

 

ビタミンE

ニキビといえば、赤み。その赤みである炎症を和らげてくれる役割があります。

 

鉄分

ニキビは身体から生まれます。その身体はタンパク質の塊。つまりアミノ酸です。鉄分はそのアミノ酸を作り出すのに必要なミネラルです。

 

3.ニキビに効果的な豆乳と合わせて摂りたい食材

豆乳

豆乳だけを摂れば、ニキビの改善に繋がる訳ではありません。豆乳と相性のいい食材が必要。

今回は2つご紹介。

  • 味噌
  • 甘酒

どちらも発酵食品です。

イソフラボンだけでは、吸収されやすい状態ではないからです。発酵食品がイソフラボンの吸収をよくしてくれます。

これまで、豆乳と合わせて摂りたい食材についてお話してきました。豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、味噌や甘酒のような発酵食品によって吸収をアップしてくれます。その食材を使用したレシピを次でご紹介します。

今回は味噌のレシピです。

管理栄養士
山田 麻由

ニキビから肌を保つための豆乳レシピ

<豆乳の重ね煮クリームシチュー>

◆材料(2人分)

  • だし汁:1カップ
  • たまねぎ:1個
  • じゃがいも:2個
  • にんじん:1/2本
  • 塩:ひとつまみ
  • 豆乳:1カップ
  • 味噌:大さじ1~2
  • 水溶き米粉や玄米粉:大さじ1~2

 

◆作り方

1まずは野菜を切ります。
  ・玉ねぎはくし切りに。
  ・じゃがいもは乱切りに。
  ・にんじんは乱切りに。
2鍋に塩を入れ、下から玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、塩を重ねるように入れていきます。
  ※ミルフィーユのようなイメージです。
3②の鍋にだし汁を加え、火にかけます。
4③が沸騰して約20分くらいグラグラさせます。
520分たったら、豆乳を加えて再度沸騰させます。
6味噌を溶き入れます。
7⑥に水で溶いた米粉を加えます。
8⑦加えてから1分経ったら火を止めて、完成。
味はお好みで調整してください。塩や味噌の量や種類で調整可能です。

 

まとめ

これまで、「肌の天敵ニキビ」と「豆乳の栄養素」についてお話してきました。

豆乳についておさらいをしていきましょう。

ニキビの原因は3つありました。

1ホルモンのバランス
2便秘
3ストレス

ニキビの強い味方は、栄養がたっぷり入った豆乳。それに合わせて発酵食品である味噌や甘酒もあると栄養素が体内への吸収を促してくれますね。

しかし、豆乳が身体にいいからといってたくさん飲み過ぎてしまうと逆効果。

豆乳には、脂肪分も含まれています。脂肪の摂り過ぎは、ニキビの原因に繋がります。

どんなことでも、食事のバランスは大切です。

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この記事の執筆者プロフィール

管理栄養士山田 麻由

専門分野:
栄養学、栄養アドバイザー、出張料理教室講師
自己紹介:
病院管理栄養士として勤務後、現在はフリーで個人・集団栄養指導や出張料理教室の講師なども行う管理栄養士。「栄養・健康」関連の記事執筆や監修も行っている。

山田 麻由

病院管理栄養士として勤務後、現在はフリーで個人・集団栄養指導や出張料理教室の講師なども行う管理栄養士。「栄養・健康」関連の記事執筆や監修も行っている。

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